中国の旧正月を祝う行事「春節祭」が元になった祭りで、毎年2月に2週間ほど開催。長崎新地中華街を中心に、色とりどりのランタンやオブジェで装飾されたスポットが周辺に点在しているのが特徴です。長崎における冬の一大風物詩として、毎年100万人超の人々が訪れます。
開催期間中は各会場でランタンを点灯するほか、中国雑技、龍踊り、二胡演奏など、多彩なイベントで構成されているのも魅力。ランタンの点灯は夕方からですが、周辺には出島や眼鏡橋を始めとする観光スポットが多く、昼間から夜まで1日中楽しむことができます。
効率よく観光スポットを回りたいなら、路面電車を利用するのもおすすめ。中華街周辺以外にも足を延ばすことができます。
また、ディナーを中華街で…と考える方は多いですが、会期中の混雑はかなりのもの。特に土日は、満席で入れない、1時間以上待つ、といった可能性も十分あるので、事前に予約しておいたほうが安心です。
波佐見町内にある約130の窯元や商社が出店する陶器祭りで、毎年ゴールデンウィークに開催。会期中はメイン会場のやきもの公園を中心に多くの買い物客で賑わいます。
波佐見町は約400年の歴史を持つ波佐見焼の発祥地。染付と青磁を中心とした焼き物は、後に大村藩の特産品となるほど大量生産されました。江戸時代後期には染付の生産量日本一の地として、その名を知られるようになります。現在では、伝統的な意匠が施された逸品から、モダンなデザインで普段遣いできる器まで、多彩な波佐見焼を楽しめるようになりました。数多くの焼き物を実際に手に取って選べるのは、波佐見陶器祭りならではと言えるでしょう。
祭りの魅力はなんと言っても、通常価格の3~4割引で購入できる陶器。出店者と直接やり取りしながら、自分だけの器を探せるのは、焼き物ファンにとって最大の楽しみではないでしょうか。
有料ですが、鋳込み・絵付などの体験コーナーも常設。器を買うだけでなく、制作工程も体験できる貴重なイベントです。
長崎市の氏神・鎮西大社諏訪神社の祭礼行事で、毎年10月7日~9日まで開催されています。長崎くんちのはじまりは古く、今から約380年前の寛永11年(1634年)。諏訪神社神前で2人の遊女が謡曲「小舞」を奉納したことが起源とされています。
そんな長崎くんち最大の魅力は、国指定重要無形民俗文化財に指定されている「奉納踊」です。長崎市内の59ヶ町から構成された7つの組による当番制で、7年一巡。その年に披露する町は「踊町(おどりちょう)」と呼ばれ、町ごとに工夫をこらした奉納踊を披露します。
多彩な演目の「踊り」のほか、船型に車を付けて大勢で曳く「曳物(ひきもの)」、大勢の担ぎ手が担ぐ「太鼓山(コッコデショ)」、趣向を凝らした行列の「通り物」など、特色豊かな演し物が特徴です。
奉納踊は、有料の本場所と無料の庭先回りなどで楽しむことができます。フットワーク軽く楽しみたいなら庭先回りなどで観るのがおすすめ。じっくり楽しみたいなら観覧券を購入して、座席付きの本場所で観るのがベター。観覧券は本場所となっている会場によって席種や料金が異なるため、公式Webサイトの情報(毎年5月末発表)を確認しましょう。
各イベントに共通する、楽しむためのコツをいくつか挙げてみました。
・公式サイトの情報をこまめにチェックする
・タイムスケジュールを用意する
・車の場合は駐車場を早めに確保する
まず、事前の情報収集はしっかりと行うこと。どのイベントも公式Webサイトがあるので、そこで確認しましょう。追加行事や来場者特典が発表される場合もあるので、こまめにチェックしておくことをおすすめします。特に長崎ランタンフェスティバルと長崎くんちの場合は、ステージや特設会場での出し物があるため、タイムスケジュールは早めに把握を。当日確認できるようにブックマークや印刷をしておくと安心です。
また、なるべく公共交通機関を利用しての移動が望ましいですが、車で向かいたいという方は駐車場情報も要チェック。駐車台数の上限や、イベント会場からの距離、周辺道路の混雑状況などを考慮して場所を決めておくと良いでしょう。
長崎は歴史と文化の香りが色濃く残る街。しっかり準備して長崎ならではのイベントを楽しみましょう。
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