企業の拠点や造船所が集まる街！長崎の今と昔を支える産業のおはなし

大企業のお膝元

歴史が深い湾岸都市・長崎市や軍港が栄えた佐世保市を中心に、長崎は産業・経済が盛んな地。日本でも有数の大企業が拠点事業所を構えています。おなじみの通信販売会社・ジャパネットたかた、大型客船やタンカーなどを製造している三菱重工業・長崎造船所、宝酒造工場など、長崎には多くの重要拠点が存在します。
また大手はもちろん、古くから長崎の基盤を作り、今日まで歩んできた地元の企業もたくさんあります。平成20年度の県内総生産は4兆円を超し、これは世界中の過半数の国のGDP（国内総生産）を上回る数字。大手・地元の企業のたゆまぬ努力が、長崎の経済を長きにわたって支え続けているのです。

造船所の進水式はかっこいい

造船において最も華やかで感動的な瞬間は、なんといっても「進水式」。進水式は、造船台で作った船を初めて水に触れさせる儀式のことです。さかのぼれば古代ローマ時代から行われている儀式であり、ここ長崎でも壮大な進水式を見学する事ができます。
進水式では通例として、進水させる船の命名式が同時に行われます。その後に船会社の代表者やゲストが、船をつないでいる「支綱」を斧やナイフなどで切ります。ブラスバンドの演奏と共にくす玉が割られ、五色のテープや紙ふぶきが舞う中で海に向かって泳ぎ出していく姿は感動そのもの。
進水式はまさに船の「誕生会」。古くから造船の歴史を築いてきた長崎で、船を作る人達の思いが最高潮に盛り上がる瞬間といえます。長崎を訪れるなら一度は見てみたいという人も多いのではないでしょうか。

ガソリンがやや高い

長崎のガソリン代は、はっきり言うと高いです。ガソリン代が高い県、低い県について2013年に調査が行われていましたが、その中で長崎県は堂々の1位！続いて鹿児島、大分、佐賀と続いていて、九州エリアは全体的にちょっとお高めなイメージです。
長崎のガソリン代が高い理由には諸説ありますが、長崎には島が非常に多く、離島への輸送料金をまかなうために県全体でガソリン代が高止まりしやすい事があげられます。鹿児島も島が多いので、両県が1位、2位にランクインしている理由も納得できますね。
ですが、嘆いていてもガソリン代は安くなってはくれません。長崎の中でも比較的お安いガソリンスタンドを探したり、普段の運転でなるべくガソリンをムダに使わないようにするなど、ちょっとした工夫が必要ですね。